観光地域づくり法人(DMO)において、その地域が世界的な競争力を高めていくためにも、より効果的なマーケティングやコンテンツ開発、受入れ環境整備などに熟知した専門人材を登用し、DMOそのものの体制を強化することが不可欠です。
令和二年度、観光庁は「世界に誇る観光地を形成するためのDMO体制整備事業」の中で、全国の登録DMOを対象に、人材採用・育成の支援を行っています。この度、その支援制度への理解を促進し活用につなげるために、DMOの他、観光に関わる事業者、企業を対象として、セミナーを開催、弊社にて企画・運営を受託しました。(2021年1月22日実施)
プログラムは三部構成で、オンライン(ウェビナー形式)にて実施、300名超の申し込みがありました。
第一部では、観光庁観光地域振興課観光地域政策企画室の土居室長より、観光地域づくり法人(DMO)における専門人材登用の意義及び観光庁の支援内容について、説明がありました。セミナー中にも制度に関する質問が多く寄せられ、観光庁より回答が共有されるなど、関心の高さが伺えました。
第二部では、実際に制度を活用した株式会社八幡平DMO、一般社団法人三重県観光連盟が登壇。組織体制や専門人材採用の過程、補助金の活用、人材育成などについて、トークセッションの形式で具体的な事例紹介を行いました。
第三部では、人材採用の支援サービスを提供する4社からサービス紹介がありました。
参加者からは、
「観光庁で行っている事業の制度や仕組みがよく理解できた」
「観光庁のDMOへの支援の幅広さがわかった」
「専門人財の必要性、活用方法について、具体的な事例がとても参考になった」
「今年度の専門人材補助金の方向性を知ることができた」
という感想が寄せられています。
また、観光庁ご担当者様から、業務実施後に以下ご感想もいただいています。
「観光庁の支援制度について理解を深めて頂く大変良い機会になりました。告知の効果で、想定を上回る多くの方に参加いただくことができました。第二部の進行は参加者の方々が聞きたいポイントに沿って、具体的な事例から専門人材の活用メリットと、その人材獲得の手段までわかりやすく伝わるものになりました。企画段階から当日のオンライン実施まで、全体の進行・段取りがスムーズでした。コロナ禍での試みとしてオンラインセミナーを実施しましたが、今後も大きな可能性を感じました。」