DMOにとってもっとも重要な役割となる「地域経済の創出」に焦点を絞り、観光が地域経済を発展させるためになすべきことを学ぶための実践講座、「米国の成功事例から学ぶ稼げるDMO戦略」を2020年10月6日から12月8日までの期間中、全6回12時間にわたって開催しました。講師には、セントラルフロリダ大学ローゼン・ホスピタリテイ経営学部テニュア付准教授 原 忠之 先生を迎え、オンラインにてフロリダから講義いただきました。
第1回~4回では、「地域住民の生活の質の向上」を実現するためのファンディングについて、仕組みづくりと啓蒙活動について、ディスティネーションマーケティングについて、などをテーマに、米国の成功事例を学びながら日本での課題や解決策などを参加者と具体的に考えるプログラム。講義終了後に参加者がレポートを提出、その際に挙がった質問をFacebookのグループ上で講師と参加者がコメントしあうなど活発な意見交換が行われました。
第5回と第6回は、参加者がそれぞれが独自の戦略について発表。DMO担当、旅行や宿泊事業者、大学関係者など、様々なバックグラウンドの参加者がそれぞれ設定した地域やテーマについて現状把握と課題を明確にし、講座での学びを通じた気付きや具体的な戦略案を提示するプレゼンテーションとなりました。
第6回では弊社代表 村山も参加し、講評を述べ、その後こちらもFacebookを利用して、原先生や参加者からのフィードバックやコメントでの意見交換が講座終了後も続きました。
終了後には、参加者から次のような感想が寄せられています。
「日本にいながら先生の講義を聴けるのは本当にありがたかったです。DMOの中にも財源や人材育成等々、テーマが複数存在することもよく理解できました。もし叶うのであれば、テーマごとの講座でじっくり原先生の講義をまた受講したいです。」
「他では絶対に聞くことができないような貴重な話が聞けて非常に面白かったです。DMOについての知識をつけるために受講していましたが、先生の話を聞いて、実際にDMOの運営に携わってみたいと思うようになりました。」
「”何のために観光に取り組むのか”という根本的な部分の重要性をあらためて実感しました。そのほかの講義頂いたテーマを勉強する際や、現場で実践していく上でも、目的意識を強く持って取り組むことが重要であると学びになりました。」
「運用頂いたfacebookにて、講義の振り返りや原先生や参加者の皆様のご意見をみることができ、自分自身の理解等に役立てることができました。」
「参加者の質問と先生の回答のやりとりがテーマの深掘りとなり参考になりました。」